アコムは審査で何を見ているのかを徹底検証!

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アコムは大手の消費者金融業者として非常に有名で、なかでも「審査が甘い」というネットでの評判があります。確かに申込者の成約率は大手のなかでは最も高い水準です。

とはいえ、一定の基準を満たしていないと審査には通りません。

アコムの審査基準は甘いのか?

アコムは大手の消費者金融業者のなかでも、なぜか「審査が緩い」と言われています。

どういった理由からそう言われるようになったのか考えてみましょう。

成約率が高い

アコムは大手の消費者金融業者のなかでも成約率が高いために、「審査が甘い」と言われるようになったと考えられます。

成約率とは、申込者に対して契約に至った割合のことで、これが高ければ審査に通りやすいと考えていいでしょう。

【成約率比較】2018年発表

  • アコム→48.0%
  • アイフル→47.4%
  • プロミス→46.4%
  • レイクALSA→32.7%
  • モビット→44.8%

各年度で発表される数字ですが、アコムはトップであることが多く、高い割合で審査に通過できる業者と言っていいでしょう。

おおよそ消費者金融業者に申し込んだ人は、100人のうち45人程度が契約できると言われていますが、アコムは100人中50人程度が成約に至っています。モビットやレイクALSAは比較的厳し目の数字になっています。

実際に、レイクALSAでは否決された人がアコムなら希望通りの限度額で契約できたという報告はネットに数多く寄せられており、それが「アコムは審査が緩い」という評判につながったと考えられます。

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初めて消費者金融業者を利用する人はアコムを選ぶ

アコムは消費者金融業者のなかでは利用者数がナンバーワンです。というのも、初めて消費者金融を利用する人がアコムを選ぶことが多いからです。

今まで消費者金融業者を利用したことのない人がクレジットヒストリーに傷があったりブラックリスト入りしたりしているケースは非常にまれです。初めて利用する人が多いことは、そのまま成約率の高さにつながります。

【大手の利用者数】

  • アコム→139万人
  • アイフル→59万人
  • プロミス→129万人

アコムの利用者数が多いのは、安心感や知名度があること、初回契約限定のサービスが充実していることなどが理由です。

三菱UFJ銀行のグループ会社であることも信用力に影響しているでしょう。テレビCMで有名タレントを起用し、親しみやすいキャッチコピーもあります。

初めてお金を業者から借りる人が、ネットからの「審査に通りやすい」という情報を得てアコムに申し込みをするという事例が非常に多いことが推測できます。

少額希望者が多い

アコムは成約率が高いために、ネットでは審査が緩いとか甘いなどと言われることが多いですが、成約率の高さの要因のひとつが、少額融資の希望者が多いということも忘れてはなりません。

利用限度額が50万円を超える融資を望む人は、利息の負担を抑えるために金利の低い銀行のローンを利用しがちな傾向があります。ただし、銀行のローンでは収入証明書の提出が義務づけられており、即日融資にも対応していません。

アコムなら、利用限度額50万円以下なら収入証明書の提出は必要ありませんし、審査は最短30分、無人契約機でカード発行を受ければ申し込んだ即日で融資を受けられます。申し込みしやすく、安心感があって審査も早いという評価は、業界でも定着しています。

アコムの重視する基準とは?

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自分がアコムの審査に通るのかどうか、実際に申し込んで審査を受けるよりも前に分かれば便利です。大手の業者では公式ホームページに「簡単診断」のページを設置しています。これは正式な審査ではありませんが、おおよその目安として大いに利用価値があります。

アコムにも「3秒診断」というページがあります。入力する項目は年齢と年収、他社借入の3項目です。診断結果は「お借入できる可能性が高いです」と「お客さまの入力情報では、お借入可能の判断ができませんでした」の2つのうちどちらかが表示されます。

この3秒診断の質問内容で、アコムが審査で何を重視しているのかを推し量ることができます。申し込みのときに何歳なのか、年収はいくらなのか、他社からどの程度借りているのかという3点です。

特に注目すべきなのは3つ目の他社借入です。入力する欄のすぐ下に「クレジットカードでのショッピング、銀行でのお借入を除いてください」と明記されています。アコムでは、クレジットカード利用や銀行のローンを審査では重視しないと言っているに等しいと考えられます。

個人属性に基づくアコムのスコアリング審査

アコムは審査でシステムを使ったスコアリング審査を行っています。これは個人情報を元にその属性を数値化して、算出されたスコアが一定の基準以上の人を審査に通過させるというものです。

どういった点をアコムで重視しているのか、おおよそ5点に絞られます。

①年収が高いと有利

まず重要なのは年収です。スコアリング審査での得点に大きく影響していると見られています。申込者の年収は、高ければ高いほど返済能力も高いとみなされてスコアが高くなります

アコムは消費者金融業者なので、総量規制の対象です。その人の年収の3分の1を超える額を貸し出しすると、業者であるアコムのほうに罰則が課されます。そのため、かなり重要視していると考えていいでしょう。

目安として、年収200万円以下では借入契約を結ぶことは困難で、できれば300万円以上は欲しいところです。年収は高いというだけでなく、安定して継続的であることも重要で、毎月の給料という形で収入が入ってくる人であるときに審査では有利です。

これは正社員でなくても良く、派遣社員でもアルバイトでも構いません。

②勤務先や雇用形態も影響する

勤務先が大手の企業であったり、公務員であったりするときに審査のスコアリングでは点数を稼げます。会社員や公務員に比較すると、自営業者や個人事業主は安定性にやや欠けると判断されてスコアは低くなりがちです。

申し込み条件としては、アルバイトやパートだからといって審査落ちすることはありません

おおよそ、正社員>派遣社員・契約社員>個人事業主>アルバイト>パートの順にスコアを付けていると推測されています。総合力として、毎月の給料がしっかり支払われる正社員であるとき、スコアは良くなっていると考えられます。専業主婦や無職の学生などは「安定した収入」がないと判断されて審査には通過できません。

③勤続年数が長いほど有利

勤続年数が長いとスコアは良くなります。勤続年数が長いということは、それだけ仕事を辞める確率が低いからです。1つの職場に長く在籍しているということは、今後もその職場で働き続けて、給与をしっかりもらえる人と判断されます。

10年、5年、3年といったざっくりとした基準でスコアが上下すると推測されています。

逆に勤務年数が1年未満の場合にはスコアでは不利で、マイナスの数値が加算されてしまう可能性があります。単に1年未満というだけで否決されることはありませんが、そのマイナス分を補うだけのものを持っている必要があるでしょう。

④居住形態や家族構成は?

申込者の居住形態もスコアリングの対象です。賃貸に住んでいる人は、必ず毎月家賃を支払います。その分だけ返済に回せるお金も減りますので、審査のうえでは不利となります。

持ち家に住んでいるときには、スコア上は有利です。これは自分が買った家でなくても構いません。親の持ち家、つまり実家に住んでいる場合には「家賃を払う必要のない人」というカテゴリーで分類されてスコアは良くなります。

家族構成もスコアに影響します。一人暮らしの人と子供のいる人を比較したとき、子供には学費や生活費がかかりますので、その分返済能力は低いとみなされます

⑤固定電話を持っていると有利?

見過ごされがちな要素ですが、申込者が固定電話を持っているとき、スコアは若干上がります。

携帯電話しか持っていないからといって、審査に落とされることはありません。あくまで固定電話に対する評価値が存在するというだけです。

固定電話を持っているということは、それだけ引っ越ししにくい状況です。借金苦で「夜逃げ」する確率が低いと判断されてスコアが良くなります。

家族に内緒で借入したいという場合には、固定電話の記載をすると何かあったときに自宅に連絡が来るリスクがありますので注意しましょう。個人事業主や自営業の人で、自宅に固定電話がないという場合にはスコアリング審査では不利となりますので、事前に担当者に確認しておきましょう。

信用情報に基づくアコムの審査

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アコムは2つの信用情報機関に加盟しており、そこに問い合わせをして申込者の信用情報をチェックします。

ここでネガティブな情報が記載されていると、審査で不利になります。

他社の借入状況は?

申込者からのローンの申し出があると、アコムでは情報機関に問い合わせを行います。アコムが加盟しているのはCICとJICCという情報機関です。主にローンやクレジットカード、消費者金融業者の利用履歴を記載した情報機関です。

ここで重視されるものとして、他社からの借入状況があります。申し込みをした人が消費者金融や信販会社、クレジットカード会社のうち何社からいくらの借入があるのかをチェックします。この状況については申込者自身も申告しますが、それを確認していきます。

そのため、申込書に記入するときには、あいまいな記憶に頼るのではなく、公式ホームページなどでしっかり調べて正確な情報を間違えなく記入しましょう。

他社からの借入では、金額も重要ですが、何社から借入しているのかという件数が重視されます。複数の業者・会社から少しずつ借りている人よりも、1社からまとめて借りている人のほうが審査では有利です。

金融事故はないか

個人信用情報機関には、その人の金融に関する多くの情報が蓄積されています。いつどの業者に申し込みをしたのか、申し込みの結果はどうだったのか、いくら利用して、それをどのように返済していったのかといった状況が記載されています。

そのうち、金融事故が記載されていないかどうかは重要です。金融事故は、ローンやクレジットカードでの買い物や借入の返済のときに、返済日に間に合わなかったなどの問題が発生することです。通常通りの返済が行われていないのが金融事故です。

返済はうっかり忘れることもありますので、1回だけ数日遅れたという程度では事故扱いにはなりません。主に以下のようなものが金融事故です。

  • 2ヶ月から3ヶ月以上の返済の延滞や滞納
  • 借金の法的整理(自己破産や任意整理など)
  • 保証会社などの第三者が支払いを代行した代位弁済
  • 金融機関のほうから一方的に契約を解除する強制解約

こういった情報は一定期間残ります。短いもので数ヶ月、長いものは10年です。こういった事故情報があるときには、審査は否決されます。

クレジットヒストリーがあるか?

過去にクレジットカードや分割払いなどをまったく利用していないときにも、審査が否決されることがあります。

今まで何にも個人信用情報機関に情報の登録のない人を「スーパーホワイト」と呼び、利用できない何かの事情のあった人であると判断されます。

たとえば、過去に自己破産をした人は10年ほど分割払いの契約も結べませんし、クレジットカードの審査も通りません

自己破産の履歴が抹消されると、その人のクレジットヒストリーは真っ白になります。このときスーパーホワイトの状態です。もし自己破産などの債務整理をしたこともなく、それどころがクレジットカードもまったく使ったことがない人もスーパーホワイトです。

このような利用実績がまったくない人はブラックリスト入り経験者と疑われて、審査落ちするケースがあります。スーパーホワイトの状態のときには、審査に通りやすいクレジットカードを作って利用実績を作っておきましょう。

アコムの審査に落ちる人の特徴

アコムは大手のなかでも比較的審査に通りやすい業者ですが、それでも通過率は50%程度です。

審査落ちする人には一定の共通項があります。

安定した収入がない

まず、安定した収入がない人です。ここで言う「安定収入」とはざっくりと毎月1回以上の収入があることを意味すると考えていいでしょう。t

正社員や派遣社員などの雇用形態に限らず、働いていて毎月一定額の収入があれば、それを安定収入とみなします。

アコムではアルバイトでもパートでも申し込み可能ですが、それは安定して毎月給与が入るからです。逆に、登録制のバイトや日給制のバイトは毎月の収入が安定していません。

そのため、アコムから返済能力がないと判断される傾向があります。少なくとも週に3回から4回くらいのペースで働くシフト制のアルバイト程度はしておきましょう。

他社借入が多い

他社からの借入が多いときにも、審査は否決されやすい傾向があります。このとき重要なのは、年収の3分の1以上の借入がないことと、借入先の件数です。

多くのネット情報を総合すると、アコムでは「5社以上の借入」で否決されます。アコムに申し込みするには、多くでも他社借入は4件以内に収めましょう。ある業者への完済を他社からの借入でまかなえるのであれば、やっておきましょう。

利用限度額が満杯になっていて、それが5社にまたがっているとき、アコムの申し込みは否決される可能性が高いです

ブラックリストに載っている

信用情報機関にネガティブ情報が残っている人は、アコムでは審査に通りません。アコムはJICCとCICという2つの情報機関に加盟しています。

ネガティブ情報はおおよそ5年間から10年間記載され続けますので、注意しましょう。

【記載機関】

  • 長期延滞(2ヶ月以上)→解消日から5年
  • 債務整理→発生日から5年
  • 代位弁済→発生日から5年
  • 強制解約→発生日から5年
  • 自己破産→発生日から10年

返済の遅延や延滞は、相手方の会社の判断次第ですが定められた返済日から2ヶ月未満に返済しておけば、短期とみなされてブラックリスト入りすることはありません。

過去にアコムで金融事故を起こしている

過去にアコムから借入していて、そのときに金融事故を起こしているときには、たとえ信用情報としては残っていなくても、アコムの「社内ブラック」とみなされて、半永久的に審査を否決されます。

アコムで返済上のトラブルを起こした人は、他社に申し込みをしましょう。

一部には、アコムを利用している最中に自己破産をしたことがある人が審査に通ったという情報も寄せられていますが、確実ではありません。

無職である

「審査が甘い」「通りやすい」とネットで言われているアコムですが、無職の人に貸すほど甘くはありません。申込者が定職に就いていないときにはアコムに申し込みをしても審査は否決されます。

アコムの融資が受けられる人は「20歳以上70歳未満の安定した収入のある人」です。収入のない主婦や学生、また年金受給者はアコムを利用できません。

まずはアルバイトやパートを始めましょう。収入額にもよりますが、短い人で3ヶ月勤続していれば審査に通過する可能性があります。一般的には少なくとも半年と言われています。

在籍確認が取れない

アコムの審査では、申込者の勤務実態を調査する在籍確認が欠かせません。在籍確認が取れないときには、アコムの審査は否決されます。

原則的には申込者の職場への電話連絡によって在籍確認とします。勤務先へ電話で連絡されることに拒否感を持つ人も多くいますが、これはどうしても欠かせない手順です。

申込書の内容だけでは、本当にその人が勤務している実態があるかどうかはつかめません。そのため、電話で連絡して申込者が働いている実態を確認するのです。職場によっては、個人情報に厳しいために電話連絡が困難であることもあるでしょう。

やむを得ない状況であるときには、電話連絡以外の方法で在籍確認をしてもらえますので、担当者に相談しましょう。

まとめ

アコムは業界でも審査は緩い部類に入りますが、信用情報や他社からの借入状況からしっかりと審査されます。

アコムで否決されたからといって、他社の審査も落ちるとも限りません